B02-05:光応答性マイクロロボットによる胚移植システムの開発
概要
研究代表者 | 池内 真志(東京大学) |
---|
体外受精後の胚移植における低い着床率や,異所性妊娠などの重篤な事象の原因として,子宮内で胚の位置が制御されていないことが挙げられる.よって,胚を子宮壁の適切な位置に精密に保持するために,マイクロロボットに受精卵を格納して子宮内に移植し,子宮内に保持されたデバイス内で受精卵を胚盤胞まで成長させ,着床に最適なタイミングで胚を子宮内に放出する必要がある.本研究では,柔軟な光応答性形状記憶ポリマーを用いて,体内での位置制御と,近赤外光による遠隔アクチュエ―ションが可能な移植用デバイスを開発する.