B02-07:身体から生えてくる柔らかいアバタロボットに関するインタラクションモデルの設計
概要
研究代表者 | ソン ヨンア(法政大学) |
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人が遠隔操作して会話や動作を伝えることが可能なアバタロボットの研究では,アバタを介した人と人のインタラクションをどこでも行えるようにすべく,持ち歩けるポータブル型や肩に載せるウェアラブル型のロボットが開発されてきた.しかし従来型のロボットでは重量や形状の問題から装着者の身体的負担が大きく,また装着可能な箇所や取れる形態の自由度が低いため多様なインタラクションの目的に合わせてロボットの配置や形態を変更できないという問題がある.本研究の目的は,ウェアラブルアバタロボットの実装方法としてのソフトロボットの可能性に着目し,装着者の観点から遠隔コミュニケーション支援に最適なアバタロボットのインタラクションモデル(装着場所・形状・機能などに関する設計指針)を明らかにする.さらに,モデルに基づいて実装したウェアラブルアバタソフトロボットを用いてユーザ評価を行い,柔らかい形状・素材・機能が,アバタロボットに対する装着者の印象やコミュニケーションに与える影響を明らかにする.これにより,遠隔コミュニケーションや身体拡張分野でのソフトロボットの活用と,社会展開促進への貢献を目指す.