いいかげんなロボットって?
キミは「ロボット」と聞いてどんなものを思いうかべる?
車を組み立てるロボットのような、
人間が命令した通りの仕事を正かくにこなすロボット?
それとも、ロケットパンチでてきをやっつける正ぎの味方?
これまでのロボット研究が目指してきたのはそんなロボット。
かたくてじょう夫な材料や、100分の1ミリ単位で
コントロールできるモーターで出来ている。
でも、そんなロボットには苦手なことがたくさんある。
泣いている赤ちゃんをあやすことは出来ないし、
水の入ったコップを持ち上げることだって、
今のロボットにはむずかしい。
ロボットがもっとわたしたちの生活に入りこみ、
役に立つためには、生き物のような、
やわらかいロボットにならなければいけない。
予そくできないじょうきょうにもじゅうなんに対おうできる
やわらかい体と頭のうをもつロボット。
それをわたしたちは愛をこめて、
「いいかげん=好いかげん」なロボットとよんでいる。
そんなわたしたちの最新の研究成果にふれて、
キミもぜひ、わたしたちの仲間になってほしい。
文科省科研費新学術領域「ソフトロボット学」
領域代表 鈴森 康一(東京工業大学・教授)