Science of Soft Robots – ソフトロボット学の創成:機電・物質・生体情報の有機的融合

B01-23:自励振動ゲルを用いたソフトマイクロポンプ

概要

研究代表者 田中 陽(理化学研究所)

研究代表者らはこれまで超薄板ガラスに代表されるような独自のフレキシブル材料の開発に加え、化学エネルギーのみで機能発現でき、自律的に駆動する生体細胞や組織の機能を搭載したデバイスを開発してきました。しかし、このような生物機械融合デバイスは、画期的ながら実用化にはやや遠く、その開発と併せ、生体を模した材料でのデバイス開発も必要と考え、本領域の前田真吾(芝浦工業大学)グループで研究が進められている自励振動ゲルに着目し、生体を使わず生体と同様自律的に駆動するマイクロポンプを実現するとともに、そこからのフィードバックも取り入れながら前期に引き続き、領域内研究者と連携しながら、フレキシブル材料の開発・展開や生物機械融合デバイスの開発を進める。